



角膜が比較的やわらかく、年齢制限により近視矯正手術のできない若い方に特におすすめしたい矯正方法です。
ご自分でレンズの取り扱い、着脱、ケアがきちんと出来ることが条件です。一般的には小学校高学年からが目安です。
オルソケラトロジーによる矯正効果の中心は近視ですが、近視の半分程度の強さの乱視なら、十分に矯正することができます。ただ残念ながら、遠視には効果がありません。
個人差はありますが、裸眼視力が0.3程度の子供ならば、テスト装着時間中に1.5くらいまで見えるようになることもあります。
効果的に安定した視力を持続するには、一般的に1週間ほど装着し続けていただくことになります。
個人差はありますが、1回目の装着で翌日の昼くらいまで効果が持続します。装着時間が長くなれば持続力が次第に延長し、一般的には1週間ほどで裸眼で生活できるようになります。
年齢や近視の強さによって個人差がありますが、子供や近視の軽い方なら、翌日から完全に矯正できる場合もあります。
角膜がやわらかい若い方達には、非常に早く効果が現れます。かなり強い近視の場合でも完全矯正はさほど難しくありません。
また男女差もほとんどありません。ただ睡眠時間が十分にとれない方は、完全な効果が出るまで日数がかかる事があります。
1日6時間ほど装着すれば効果があらわれます。ご年輩の方や近視の強い方は1日の装用時間を長くして、毎日装着することで効果が高まるでしょう。また、装着の仕方によって効果に大きく差が出ますので、装着には十分な注意をしてください。
どんなに強い近視の方でも、ご年輩の方でも、効果は少なからず現れます。ただ、近視は軽減しても、視力に充分反映されない事があります。
毎日装着をしなければならない方もいれば、1週間に2~3回の装着だけで良い方もいます。近視の強さや年齢によって、装着の頻度は異なります。
使用期間によって多少の違いが出ますが、一般的に1ヶ月程度で角膜の状態は元通りになり、他の矯正方法へ変更できます。
視力が安定するまで個人差がありますので、毎日、車の運転をされる方にはあまり適していないと考えてください。特に、暗い場所では光を取り入れるために瞳孔径が大きくなるので、対向車のライトや街頭をまぶしく感じることがあります。
基本は夜眠るときだけ装着してください。
この治療では特殊なハードコンタクトレンズを利用するため、初日はゴロゴロとした異物感を感じるかもしれません。ただ、2日目、3日目と、角膜が矯正されるにつれ、この異物感は薄れていきます。また、この異物感によって子供達が治療をやめてしまうことはほとんどありません。
正しく装着すれば翌朝には矯正効果が現れるので、子供達には“見える”という感激の方が強く、異物感は気にならないようです。
痛みや異物感を感じると涙が出ますが、大量の涙は矯正効果を弱めてしまいます。ガマンせずに医師にご相談ください。
レンズと角膜の間に空気が入った時に違和感を感じることが多いようです。この場合、眼に問題はありませんが矯正効果が下がることがありますので、必ずレンズをはずして、もう一度レンズを装着し直してください。それでも違和感がある時は、装用を中止して受診してください。
眼の状態が同じであれば、左右は同レンズになりますが、違う場合はレンズもそれぞれ違うレンズになります。もし、左右が違っていても、レンズにはデータが刻印してあるので左右の確認は簡単です。
レンズの寿命は通常の高酸素透過性ハードコンタクトレンズと同じくらいです。2~3年程度で交換する必要があります。
アレルギー性角膜炎を発症している人は、睡眠中に目をこすることがよくあります。レンズは角膜にしっかりフィットしていますが、まれにレンズがずれることがありますので、オルソケラトロジーの処方を受けている間に、アレルギー性角膜炎の治療もあわせて受けておきましょう。
夜寝ているときに装着するので、医師の管理のもと、涙の少ない方や眼の乾きやすい方でもお使いいただけます。
直接、医師にご相談ください。場合によっては使用できないこともあります。
この治療特有の合併症の報告はありませんが、使い方を守らなかったあり、レンズケアを怠ると、通常のコンタクトレンズと同等のトラブルがおこり得ます。トラブルを未然に防ぐため、調子がよくても定期検査は受けるよう心掛けてください。
装用を開始した翌日、1週間後、1ヵ月後に眼とレンズの状態を検査します。その後は1年に3~4回程度の定期検査を受けてください。眼の検査だけでなく、レンズの検査も合わせて行います。定期検査は重要ですので、必ず受けてください。
学校に通っている場合は春・夏・冬などの長期休暇を利用するとよいでしょう。
オルソケラトロジーに関わる費用は、すべて保険適用外となります。費用は各施設により異なりますので、レンズ代、検査費等に関しては、各施設に直接お問い合わせください。
通常のコンタクトレンズとは異なるので、トレーニングを受けた眼科専門医の施設で処方してもらいます。